中原こどもクリニック 

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診療内容
 ①一般診察
   a. 検査
     ⅰ. 血液検査
       ・アレルギー検査
       ・感染症に対する抗体検査
       ・貧血検査
       ・甲状腺機能検査
       ・肝機能検査
       ・血液凝固検査
       ・その他
     ⅱ. 胸部レントゲン
     ⅲ. 尿検査
     ⅳ. 便検査
     ⅴ. 超音波検査
       ・先天性股関節脱臼
       ・股関節炎
       ・心臓精査(心雑音・心不全)
       ・水頭症(頭囲拡大)
       ・流行性耳下腺炎と反復性耳下腺炎の鑑別
       ・腹部精査(肝・胆・膵・腎・膀胱)
     ⅵ. 感染症に対する迅速抗原検査
       ・溶連菌
       ・インフルエンザ
       ・RSウイルス
       ・ヒトメタニューモウイルス
       ・アデノウイルスなど
   b.処置及び治療
     ⅰ. ネブライザー
     ⅱ. 鼻吸引
     ⅲ. 創部消毒
     ⅳ. 水いぼ摘出
     ⅴ. 臍肉芽結紮
     ⅵ. 点滴
     ⅶ. その他
 ②予防接種
 ③健診・栄養相談
 ④成長・発達相談
 ⑤肥満相談
 ⑥その他

 子どもにおける小児科は大人における内科とは違います。大人に例えるならば、総合診療科が近いかもしれません。つまり小児科は内科以上にもっと広範囲に診る診療科なのです。具体的には皮膚科、眼科、耳鼻科、整形外科、脳外科、歯科口腔外科、婦人科等多岐にわたります。でもそれら全てを専門の先生と同じような診察はできません。診察をして他科に診てもらった方がいい場合、最適な科もしくは病院に紹介致します。それも仕事の一つです。それは総合診療科から他科に紹介するのと同じです。もし診察先に迷いがあるなら、まず小児科を受診した方がいいでしょう。
 
 逆に他科の領域でありながら、小児科で診た方がいい場合があります。例えば1歳未満のアトピーです。1歳未満は軟膏治療に加え、そのための食事管理がとても大切となります。そのためにはアレルギー検査をしなければなりせん。それは小児科でしかできません。小児の採血が難しいからです。皮膚科的にもパッチテストやスクラッチテストというものがありますが、感作させアレルギーを悪化させてしまう可能性があり、血液検査で分からない場合に限定した方がいいのです。しかもその時期は離乳食を開始している頃で、今後の離乳食の進め方のこともあり、そういう訳で小児科を受診した方がいいのです。当然湿疹が酷い場合は皮膚科に紹介しますから安心して下さい。
 
 咳があるのに耳鼻科に受診する方がいます。子どもに関して、小児科医は聴診を一番得意とします。それ故、中耳炎があるときは耳鼻科医が鼓膜を診た方がより良いのと同様、咳があるときは小児科医が胸を聴診した方がより良いと考えられています。咳を長引かせないよう小児科に早めに受診しましょう。
 
 ところで、どこの診療所・クリニックが小児科か分からないとよく言われます。医院の名称の中に、こども、小児、またはキッズと書かれている場合は、そこはまず小児科医がやっています。しかし内科も併記されている場合は違うこともあります。例えば○○小児科内科クリニックという場合、そこはたぶん小児科医ですが、○○内科小児科という場合はそこはまず内科医です。またファミリークリニックというところも大抵内科医がやっています。なお、小児科医しか小児科専門医の資格を持っていませんので、その資格があれば小児科医で間違いありません。