中原こどもクリニック 

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1. 温度管理は大変!

 ワクチンで大切なことの一つに温度管理があります。不活化ワクチンは2℃~8℃、生ワクチンは5℃以下にしなければなりません。つまり両方を一つの冷蔵庫で保管する場合、ギリギリを避けると3℃~4℃の狭い範囲に温度設定しなければなりません。
 
 家庭用冷蔵庫の場合、しばらく扉を開けるとすぐ10℃近くなり、5℃以下になるのには早くても30分~60分かかります。しかも家庭用の冷蔵庫は2℃~6℃に設定されていることが多く、もしかすると凍っていたり、6℃のまましばらく下がらない場合もあります。
 
 一方、例えば当院の薬品用冷蔵庫だと数分も経たないうちに設定温度に戻ります。しかも3℃と設定すればずっと3℃のままです。しかもデジタル表示で冷蔵庫内温度が離れたところからも確認できるようになっています。
 
 冷蔵庫に温度計の設置をしていないばかりか、何℃でワクチンを保管するか知らない医師もいます。また薬品用冷蔵庫が高価なため家庭用冷蔵庫を使用しているところがまだまだ多いのが現状です。
 

2. 万一の時の救急措置は誰が?

 予防接種は打った後のことも想定しておかなければなりません。何万人に一人は予防接種後具合が悪くなることがあるからです。それは非常に希ですが、その場に居合わせた医師が救急処置をしなければなりません。その際に点滴、気管内挿管が必要とされることがあります。しかし小児科以外の医師にとって、子どもの身体は小さすぎるため、それらは大変難しい技術となります。「子どもの予防接種は小児科でした方が良い」一番の理由がこれです。
 

3. ワクチンスケジュールは臨機応変に!

  小児科医はそれぞれのワクチンの重要性の差を知っています。その病気をいつ頃罹患するかを知っています。また、今子どもの間で何の病気が流行っているかを知っています。それらの情報に基づいて接種スケジュールをたてていきます。
 

4. より良い接種環境を求めて!

a. 予防接種の専用時間帯
予防接種の専用時間帯を設けており、患者さんとは分けて接種をするようにしています。
 
b. 待つ部屋
予防接種の予約がいっぱいの時は診察時間帯に予約が入ることがあります。内科と違って結核をもらう心配は皆無に等しいですが、風邪をもらわぬよう、待合室ではなく他の部屋で待って頂いています(但し風邪症状がない人のみ)。
 
c. 隔離部屋
風邪より感染性の高い患者さんは、待合室ではなく隔離部屋で待って頂いているので安心して下さい。
 
d. 予約システム
予約システム導入により、院内は患者さんで混み合うことはまずありません。待合室ですら患者さんがあまり待っておらず、安心して接種ができます。
 
e. プラズマクラスタ
院内感染予防としてプラズマクラスタ搭載機を各部屋に最低1つ以上配置しています。
 
f. 消毒・手洗い
消毒・手洗いはもちろん、隔離部屋を使用するたびに部屋の消毒を行っています。